COPDとは

階段での息切れ、しつこい咳や痰見逃しがちな症状に注意しましょう

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階段や坂道で息が切れていませんか?
長い間、咳・痰に悩まされていませんか?
息切れや慢性的な咳・痰など、COPDの症状はありふれたものです。年齢のせいだと思われる方もいますが、そのような見過ごしが症状を悪化させ、やがては少し動くだけでも息が苦しくなるほどCOPDは進行します。
さらに重症になると肺の弾力が失われ、吸った空気を十分に出せず、肺が膨脹。胸がビア樽のように膨らみます。口をすぼめて息をするようになったり、呼吸がゼイゼイと乱れるようになります。

COPDは肺と気管支に重篤な疾患をもたらします

命にも関わる、呼吸器への大きなダメージ早期の発見・治療が重要です

COPDには、肺気腫と慢性気管支炎、2つの病気が含まれます。
肺気腫は、肺胞の仕切りが壊れて肺胞同士がくっつき、肺胞数が減っていく病気です。酸素と二酸化炭素のガス交換が十分に行われなくなり、呼吸不全を引き起こす原因にもなります。
慢性気管支炎は、気管・気管支が炎症を起こして、せきや痰が続く病気です。
これら肺気腫と慢性気管支炎は併発することが多いので、2つ合わせてCOPD=慢性閉塞性肺疾患と呼ばれています。
肺や気管支などの健康のためにも、禁煙が望ましいと言えるでしょう。
また、COPDの疑いがある場合は、まず医師にご相談ください。

健康な肺と病気の肺

禁煙のポイント

「タバコをやめるのは難しい。」長年続けたタバコをやめるのは難しいと思われる方も多いのではないでしょうか。健康な毎日を過ごすために、禁煙のヒントをご紹介します。

1.家族や会社の同僚の前で「禁煙宣言」をする
自分ひとりではなかなか意志を貫けないもの。この際、身近な人を巻き込んでみては?周りの目が気になったり、応援してもらったりすることで、禁煙を続けられるかもしれません。
2.吸いたくなってイライラしたら気分転換
すぐにタバコを吸うのではなく、深呼吸をする、吸いたくなったら15秒数えてみるなどしてみましょう。タバコを吸いたい衝動を和らげるかも!?
また、口寂しくなったら、ガムや飴、お茶やコーヒーなどで置き換えて、気分転換をしてみては。ただし、糖分の取りすぎにはご注意くださいね。
3.市販の製品を使ってみる
禁煙ガムや禁煙飴など禁煙グッズはたくさんあります。自分にぴったりのグッズを探しているうちに、楽しみながら禁煙できるかも?!
禁煙方法について書かれた本もおすすめです。
4.医師に相談する
何度か挑戦しているけど続かない…。そんな方は禁煙外来などで医師にご相談してみてください。

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